製品概要

「EDIWaveシステム全銀TCPクライアントPro2」は、全国銀行協会(全銀協)が策定した従来の全銀TCP/IP手順(端末側)と、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」の両方をサポートした製品です。
インターネット利用した通信ではSSL/TLS暗号機能を使用してセキュアな通信が実現可能です。
また、従来の通信では安価な非同期モデムや非同期ターミナルアダプタ(TA)又は、LAN環境を利用できるため、従来の全銀協手順に比べて導入コストや通信コストを大幅に抑えられます。
全銀TCP手順をサポートするホストホストに接続する場合にご利用いただけます。

特徴

  • 全銀協TCP/IP手順のクライアント(端末)側をサポートします。
  • 最大16セッションの同時通信に対応しています。(※1)
  • 「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」に対応しているので、インターネット環境での接続も可能です。
  • SSL/TLS暗号機能をサポートしています。
  • 全銀協ベーシック手順に含まれる、マルチファイル転送及び、モード変更に対応しています。(コマンドライン起動時のみ)
  • コマンドラインからの起動する事も可能です。
  • Windows版はスケジューラを同梱しており、時刻指定や日時指定でのファイル転送の自動運転が可能です。(※2)
  • 通信エラー発生時には、通信履歴およびスコープファイルを作成しますので、エラーの原因究明を容易に行えます。
  • 通信内容の設定や、通信状態、通信履歴照会などは、Webブラウザーから操作可能です。
  • Windows版でWebブラウザーの他に、Windows上で動作する各種ツールから操作も可能です。
  • 株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)の提供するファイル伝送サービス「AnserDATAPORT」へ接続可能です。(※3)
  • (※1)評価版の同時接続数は、1セッションのみとなります。同時接続数の追加は、オプションとなります。
  • (※2)Linux版にはスケジューラ機能はありません。CronなどのOSの機能をご利用ください。
  • (※3)AnserDATAPORT®は、NTTデータにおける登録商標です。

接続例

PPP接続を行う場合、リモートアクセスサービスなどのダイヤルアップサーバー等の設定が必要になります。
セキュリティを確保する為、別途ファイヤーウォール等を設置される事を、お勧めいたします。


NTTデータ様の提供するファイル伝送サービス「AnserDATAPORT」へ接続可能です。

動作環境

対応OS Windows 8.1 Pro
Windows 10 HOME、Pro
Windows 11 HOME、Pro
Windows Server 2012 Standard
Windows Server 2012 R2 Standard
Windows Server 2016 Standard
Windows Server 2019 Standard
Red Hat Enterprise Linux 6(※1)
-6.1/6.2/6.3/6.4/6.5/6.6/6.7/6.8/6.9/6.10
Red Hat Enterprise Linux 7(※1)
-7.1/7.2/7.3/7.4/7.5/7.6/7.7/7./7.9
Red Hat Enterprise Linux 8(※1)
-8.0/8.1/8.2/8.3/8.4/8.5/8.6
CentOS 6(※1)
-6.1/6.2/6.3/6.4/6.5/6.6/6.7/6.8/6.9/6.10
CentOS 7(※1)
-7.1/7.2/7.3/7.4/7.5/7.6/7.7/7.8/7.9
CentOS 8(※1)
-8.0/8.1/8.2/8.3/8.4/8.5
  • (※1)64bitOS使用時は、32bit互換ライブラリが必要です。
メモリ ご使用されるOSの推奨スペック以上
HDD 128M以上の空き容量が必要
Webサーバ Windows:IIS
Linux:Apache 1.3以降
  • ※Windows版でGUI機能のみを使用する場合は IIS は必要ありません。

機能仕様

登録可能件数 接続先情報 Web:接続先、送受信ファイル情報ともに数無制限
(ハードディスクの空き容量による)
GUI:接続先100件
ファイル情報は1接続先につき20件
送受信ファイル情報 Web:接続先、送受信ファイル情報ともに数無制限
(ハードディスクの空き容量による)
GUI:接続先100件
ファイル情報は1接続先につき20件
設定内容 レコード長 5桁(1~32762)
テキスト長 256 / 2048 / 32767 から選択
(送信時、ブロッキング有の場合に、上限値として使用)
送信時ブロッキング ブロッキングの有無を選択可能
データ圧縮 全銀協仕様のデータ圧縮の有無を選択可能
改行コード制御 送信時は削除、受信時は付加を選択可能
その他 TLS サーバ認証、クライアント認証
TLSバージョン SSLv3、TLS1、TLS1.1、TLS1.2
※TLS1、TLS1.1、TLS1.2を推奨します。SSLv3は推奨しません。
SNI サポート
同時通信可能最大数 最大16セッション(追加セッションの購入が必要)(※2)
マルチファイル転送 サポート
モード変更 サポート
可変長レコード サポート
範囲指定での再送 未サポート

価格

EDIWaveシステム 全銀クライアントPro2 1セッション(基本) Windows 版: \72,000-
(税別)
Linux 版: \260,000-
(税別)
保守 1年間 オープン価格
  • ※ 「EDIWaveシステム全銀TCPクライアントPro2」のセッションを追加する場合は、「EDIWaveシステム 全銀TCPサーバシステム Pro2」をご利用いただき、セッションを追加する事が可能です。
  • ※ 数量割引もありますので、お気軽にお問い合わせください。
  • ※ 上記価格は物理環境で使用する場合の価格です。
  • ※ クラウド仮想環境(AWS等)、HA構成、仮想環境でご使用の場合は、「EDIWaveシステム 全銀TCPサーバ Pro2」をご使用ください。

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